トヨタ自動車 START YOUR IMPOSSIBLE 企業研究
世界のTOYOTA
今回のテーマは、世界でもトップクラスの企業の一つ。
トヨタ自動車について調べていきたいと思います。
ご存じトヨタ自動車は愛知県豊田市に本社を構えておりますが、元々は挙母(ころも)市が企業の成長等と共に、名前を変え豊田市にされたと言われております。
東証一部にはもちろん、ニューヨーク証券取引所にも(ティッカーTM)として上場されています。
創業から代表的な車
創業時は豊田自動織機の自動車部が起源。創業者の豊田氏は「とよだ」であり、トヨタの読みは違います。
車好きならずともトヨタ車は日常生活に密接しており、名前の知れた物は多くあります。
オールドファンなら「セリカ」「マークⅡ」
漫画でもヒットした「86」
高級車モデルの「クラウン」、商用車としてもよく利用されている「ハイエース」
最近ヒットしている物なら「C-HR」、「カムリ」等が挙げられます。
ファミリーにも人気のある「ノア」や「ヴォクシー」、ブランドとしても有名な高級車「レクサス」も展開しており、数え切れない程です。
近年EV(電気自動車)が自動車業界では話題を集めていますが、プリウスを始めとしたハイブリッドカーによる所謂エコカーは、トヨタ自動車が先駆けと言われています。
2020年までには電気自動車への量産も計画されています。
関連会社としては
「日野自動車」、「ダイハツ工業」、「SUBARU」等がありますが、
近年では「スズキ」、「マツダ」との技術提携もあり、日本の自動車業界をまさに担っているといった状態でしょうか。
ここ最近の株価
ここ数年の株価は以下の様になっています。
2008年にはリーマンショックがありましたが、2013年以降の円安の追い風もあり、株価の上昇が見られています。
現在の予想配当利回りは3.07%となっています。
2017年の自動車販売台数は独「フォルクスワーゲン」、「ルノー、日産」に次いで世界3位の実績でした。
トヨタ生産方式
さて、トヨタ自動車と言えば「PDCA」や「5S」といった業務のあり方が書籍でも多く販売され、流行しました。
その内の一つとして「なぜなぜ方式」と言う物があります。
一つの事例について「なぜ」を5回は繰り返すという物で、例として
①なぜ機械が止まった→オーバーロードがかかって、ヒューズが切れた
↓
②なぜオーバーロードがかかった→潤滑が十分で無い
↓
③なぜ潤滑が十分でなかったのか→潤滑ポンプが十分な組み上げが無かったから
↓
④なぜ潤滑ポンプが潤滑な組み上げがなかったのか→ポンプが摩耗していたから
↓
⑤なぜポンプは摩耗したのか→濾過(ろか)機がなく、切粉が入り摩耗していた。
これにより濾過機を取り付けポンプの摩耗を防ぎ、ヒューズが切れるのを防ぐ。といった具合にアクシデントの本当の原因を突き止めるようにしていたそうです。
私が育った頃の日本車の代名詞であったのが「故障が少ない」と言う評価がありましたが、こうした企業努力の賜物であったのかもしれません。
これから自動車業界が大きく動く中で、トヨタ自動車の戦略にも注目される所ですね。
トヨタ関連の本は多く出ていますが、「なぜなぜ方式」はこちらから。