初めての投資とエトセトラ

投資初心者の足跡を記録していくはずのフリースタイルブログに^^

ユニ・チャーム やさしさをつくる。やさしさでささえる。 企業研究

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わが家ではペットケア商品も使用。今回はユニ・チャームを見ていきます。

衛生用品大手の一社で、東証一部上場。

旧大成化工株式会社が社名を変更したものです。現在アジア圏でトップクラスのシェアを誇っています。

 今回はこちらの本も参考にさせて頂きました。

 

読みだして最初に「人は育てられない、勝手に育つもの」「(組織として)育ちたいと強く願っている人が、みずから育つことのできる良い環境や仕組みをつくること」の言葉はインパクトを受けました。

海外売上は6割を超えていますが、こうした事業展開は現社長の高原豪久氏が就任してから積極的に行っているとの事。

 

赤ちゃんからお年寄りまで

ユニ・チャームの製品は「ソフィ」等、生理用品が始まりとされていますが、現在でははかせるオムツで有名は「ムーニーマン」から介護用にも使用されている「ライフリー」まで、まさに赤ちゃんからお年寄りまで関わる製品に携わっています。

またペットケア商品も伸び、犬用の「銀のさら」猫用の「銀のスプーン」の他に、ペット用の排泄ケア商品も強みがあります。特に犬の男の子用にオムツを開発したのはユニチャームが始めてとされており、商品開発の上手さを感じさせられます。

近年好評なのはマスク市場と呼ばれるもの。元来マスクは風邪の予防や移さない為であったり、花粉を防ぐ為に利用されており、もちろんこちらの需要が大きいのですが、顔を隠す為にマスクを利用されている方も増え、市場を大きくしている様です。

 ここ最近の株価

ここ数年の株価は

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ここ10年で4倍以上の株価になっています。海外への事業展開が上手くいっている事の表れでしょうか。予想配当利回りは0.78%。優待制度は2006年より廃止となっています。

少子高齢化と海外展開

もう随分言われている事ですが、日本は少子高齢化社会です。この為ユニ・チャームでも日本国内では介護用品に力を入れている様です。しかし、製品に大きな差を生むのは中々大変です。消費財でもありましたが、同じ様な商品なら「安い物を選ぶ」というのは消費者心理として当然考えられます。

ライフリー 一晩中お肌あんしん尿とりパッド | 商品ラインナップ | 大人用おむつを使う方・介護する方 | 大人用おむつ・尿もれ専用品はライフリー ユニ・チャーム

かぶれにくい等、特許の取得等により個別化を図っています。

状況によっては少子化でペットケア関連も掛けれるお金が増え、大きなウェートを占めるかもしれません。

海外事業では日本とは売り方も変え、紙おむつも1枚から買えるパッケージや、低価格への競争。こうした企業努力と展開により成功した企業として名を馳せました。

もちろんこれを続けるのは困難かもしれませんが、ペットケアにも見せた商品開発力でのフットワークを見せてくれれば、日本向けの商品にもより良い影響があるかもしれませんね。