お葬式にかかる金額 準備編
前回の記事でお葬式にかかる金額を書いていきました。
mocaskabu.hatenablog.comしかし、実際に関わるとなった場合どうすれば良いのでしょうか?もう少し詳しく見ていきます。(各地方によって差がありますので、参考程度にして頂けると幸いです)
誰にでも訪れる最後。その時どうすれば?
現在人が無くなる場合は7~8割が病院と言われており、残りが自宅であったり、介護施設であったりするわけです。
病気療養中の方等は、入院後そのまま病院で亡くなり、自宅や葬儀場までお連れする(搬送と呼ばれる)という流れになります。(当然入院、治療費は別に病院に支払う事になります)
この時、病院と提携している葬儀社があれば、お願いすれば病院から葬儀社に連絡してくれるケースもあります。しかし必ずしも良心的とは限りませんので注意が必要です。
事前相談等で決めている所があればそちらに直接連絡を入れても大丈夫です。
料金は距離数や時間帯によって変わる事があります。通常1万円程度~5万円程度になるのではないかと思いますが、葬儀社によってはセットに組み込まれている事もあるので、確認しても良いと思います。また搬送をした人へのお礼、いわゆる「心付けや寸志」は地方性にもよりますが、無くても問題ありません。
葬儀社に頼らずとも自分たちでお連れする方法もあります。車の好きな方であれば自分の車で送ってあげたいという方もいらっしゃいましたが、気をつけなくてはいけないのが、死亡診断書の携行を忘れないようにという点です。
死亡時には医師より「死亡診断書」が発行されます。(病院によって金額が違う)これに死亡理由(病名や老衰等)が書かれ、後に手続きに必要になってくるのですが、これが無いと遺体を乗せて動かす際、事件性を疑われる事も考えられます。
ここまでは病院で亡くなった場合ですが、自宅等ではどうでしょうか。
かかりつけのお医者様がいらっしゃれば、まずそちらに連絡をするようになります。後は医師により「死亡診断書」が発行されるので、それを元に手続きをしていきます。
いない場合や事件性がある場合は警察に連絡し、テレビドラマでも出てくる「検視(検死)」となります。
この場合は「死亡診断書」ではなく、「死体検案書」が発行されるようになり、こちらを手続きに使います。検案書は診断書よりも高い金額の場合がほとんどです。
いずれの場合も葬儀社への連絡をし、遺体保存材(ドライアイス他)等の準備が必要です。ドライアイス代も金額はまちまちですが1日当たりが1万円程度でしょうか。これも差があります。
また親族への連絡を忘れてはいけません。後々で「連絡が無かった」と問題になるケースも無いわけではありません。
悲しむ間もない・・・
まだ葬儀の「そ」の時も見えてきませんが随分時間を取ってしまいました。実際問題としてかなり慌ただしく、悲しむ時間もとれないという方が多いと思います。
我々は遺言に代表されるように「自分が死んだ時」や「いつか死んでしまう」事は若いころから考える機会がありますが、「誰かが死ぬ時」と言うのは中々イメージしにくいものです。(例外はありますが・・・)
遠くに住んでいる家族や身内でも「元気な頃の印象で考えるから」かもしれませんが、 間違いなく1年1年と年を重ねていきます。
現在は長生きされる方も多く、歳をとってもまだまだ現役でお仕事をされている方が多く見られます。その分少し前までお元気でも「脳梗塞」や「心筋梗塞」といった症状で、急にお別れをしなくてはならない事もあります。
そこに「準備」はなかなか持っていけないと思いますが、人との「関わり」は持っていけるかもしれません。
送られる側がそんな「関わり」をよかったと思えるように過ごしていきたいですね。