初めての投資とエトセトラ

投資初心者の足跡を記録していくはずのフリースタイルブログに^^

お葬式に掛る金額 その後編

お葬式の話しも、一応今回で一区切り。

前回お葬式の流れを書いていきましたが、その後も続きます。

前回はこちらから

mocaskabu.hatenablog.com

 

お葬式が終わって・・・

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それまでの流れにもよりますが、長い介護が続いていればその事を思い出したり、急な不幸であれば、まだその方が顔を出してくるんじゃないかという様な気分になったりと、気持ちの上ではまだ整理がつかないというのが殆どではないでしょうか。

前回少し触れましたがお寺へのお礼(お布施)や法事等の準備を含めて、まだ落ち着きの無い生活が続きます。

具体的なお布施の金額って?

近年では葬儀社の方からこれくらいの金額という案内があったり、またお寺の方から金額を提示する場面もあります。

もともと「布を施す」という言葉の通り「衣食を施す」という話しや「家はお金が無いから布ぐらいしかお礼に渡せない」という所からきています(諸説あります)

この為か直接聞きにいくと「お気持ちで・・・」と言われるお寺も多いのです。

またつけてもらった名前(戒名や法名)に対してもお金が加わる事が殆どです。

例をあげると

「信士(男性)」、「信女(女性)」と呼ばれる一般的な物であればお金が要らない所(お布施のみで可)もあれば20万円程

「居士(男性)」、「大姉(女性)」と呼ばれる位が上の物は10万円から40万円程

「院居士」、「院大姉」と呼ばれる更に上の位は30万~100万円程

まだ上はありますが、目にするのはこの辺りでしょうか。基本的にお寺へのお世話や貢献具合と、お話で決まる事が殆どです。

かなり幅が広いと感じられます。所にもよりますが、この金額はお布施が別の場合や、両方でこれくらいの金額になる事もあります。

「信士、信女」のお金が要らないというケースは極まれであり、長年お寺のお世話をされてきた方が、都合(地方によっては先祖より位が上の名前をつけられない、あるいは生前に永代供養のお願いをし、お金の準備が出来ていた等の理由)により、こういう対応をしたという事があるようです。

お布施と違いこちらはお寺からはっきりと話してくれる事も多いようです。

法事に必要な物は?

仏教だと所謂「三十五日」や「四十九日」で法事を行いますが、本来は四十九日で行うのが通例です。ただ49日間となると3カ月間に渡る事がある為、

「始終苦(49)が身(3)に着き(月)」とこれを嫌い「三十五日」にする場合があります。どちらの場合もお寺等と相談し、場所や日時を決めておく必要があります。

自宅で行う方、お寺で行う方、葬儀社に依頼する方等様々ですが、葬儀社で行うと当然使用料等が加わります。

 

宗派によって必要な物が違ってきますが、早めに用意が必要なのは「本位牌」と呼ばれる物。

葬儀の際には「白木位牌(仮の位牌)」を葬儀社等が準備しますが、法事には改めてお仏壇にあるような「本位牌」を準備するようになります。

名前を職人や機械が彫っていく為、ギリギリだと間に合わなくなる可能性に注意が必要です。

余談ですが、製造元が一緒で販売が各仏壇屋になるケースもあり、その場合同じ物でも金額が高い所、安い所が出てくる事もあります。

大きさや物によっても違ってきますが、数千円から数十万かかる事もあります。

日本で一番人口が多い浄土真宗と呼ばれる宗派では基本的に本位牌は必要なく、位牌の中に木の板がありそこに名前を書いてもらう「繰り出し」と呼ばれる物や、「過去帳」と呼ばれる帳面に名前を書いてもらうようになります。(本位牌が必要な寺院もあります)

 

法事にお呼びする方がいれば、頂いたお供えにお返しの「引き出物」や食事等にもお金が掛ります。

きりがない話しですが、無ければお仏壇やお墓の準備にも追われるかもしれませんが、この辺りはお寺等と相談しても良いと思います。

その後の手続きも忘れずに

役所や金融機関の手続きも重要です。提示を求められるのが、「死亡診断書」の確認だったりします。

死亡診断書は通常亡くなった時に医師が発行してくれます。

mocaskabu.hatenablog.com死亡診断書は役所に届け出た時点で帰ってきませんので、コピーを取っておくと後の手続きがスムーズになります。(病院で再発行もできますので、どうしても原本が必要となればお願いする方法もあります)

最後に

数回に渡って書いてきたお葬式関係も、ひとまず今回で終わり。

元々お題の「自己紹介」のつもりで書く予定で、簡潔に書ければ良かったのですが長くなってしまいました。

ここまでお付き合い下さって改めて感謝いたします。

また「赤い霊柩車シリーズ」でもテレビであったり、足跡があれば何か記事にするかもしれません。

 

しかしながら葬儀は地方性が非常に強く出てきます。同じ市町村でも道を一つ越えるとガラッと施行方法が変わる事さえあります。

お寺でさえ、代が変われば考え方が変わるのも珍しくありません。

私も一応そうした中で勉強してきたつもりですが、少々時間が経っているというのもあります。

内容が参考になるかはわかりませんが、普段の生活や関わりに何か残る物があれば、幸いです。

またつまらない記事もあげるようになると思いますが、よろしければお付き合い下さいませ。