初めての投資とエトセトラ

投資初心者の足跡を記録していくはずのフリースタイルブログに^^

がん治療に思う事。溢れる情報の中から、命を選択する難しさ。

急に梅雨模様になってきました。

気温はそれほど暑く無いのですがジメジメとしてきて気持ちよく無い時期ですね。

 

昨日クローズアップ現代でがん治療にまつわるトラブルの放送がありました。

 

 

がんは治る時代と言われてきているが・・・

現在医療機関や製薬会社はもちろん、保険会社でも「がんは治る時代」と言う事をアピールされている事もあります。過去と比較すれば治療方法が増え、生存率も大きく上がっているのでしょう。保険であれば、がんの治療だけでなく通院の保証、先進医療の特約等も勧められる事もあるのではないでしょうか。

 

それでも、日本人の死因トップは「がん」に変わりありません。

確かに生存率は増えても、治療を受ける側やそこに付き添う家族であればその不安というのは計りしれません。

どのような治療方法があるのか

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保険が適用される「標準治療」

こちらは手術、抗がん剤放射線等といった従来よりよく知られている治療方法。

保険適用となる為、自己負担額は軽減されますが、生存率の上昇もあり早めの退院、通院を勧められる事もあり、保険会社はガン保険を勧める際、この辺りを強調しているのでしょうね。

がん治療というとメディアのイメージからか副作用ばかりが強調されるのですが、現在では当然「標準治療」が主流です。

保険が適用されない「先進医療」

保険会社で勧められる先進医療等はいわゆる重粒子線治療といった物が含まれています。www.hibmc.shingu.hyogo.jp

従来の放射線の治療法というのはX線治療とも呼ばれており、人体に与える影響等も不安視されています。

重粒子線治療では炭素イオン線と呼ばれる物の利用により副作用を弱くし、かつX線と比較し、人体内にあるがん細胞にも届きやすいというメリットがあるそうです。

しかし当然ながら保険適用外という事もあり、金額の負担があります。

 

代替療法はどの様な物があるのか

「免疫療法」や「遺伝子治療」といった物が主流を占めている「代替療法」。

免疫療法の中には「オプジーボ」といった保険適用の物もあります。

これまで抗がん剤はがん細胞を攻撃する物であった物に対し、「オプジーボ」は免疫細胞の攻撃力を高めがん細胞にアプローチする。といった物の様です。

www.ono-oncology.jp

開発を行った「小野薬品工業」は市販薬は販売していないのですが、CMではお目にかかる事があります。

 

保険適用外ですが、似た様なアプローチで、「樹状細胞ワクチン」があり、こちらも免疫を強化、がん細胞を攻撃する様です。

www.tella.jpこちらに力を入れている「テラ」は東京大学医科学研究所発のベンチャー企業としても知られており、ジャスダックにも上場されています。

 

 他にNK(ナチュラルキラー)療法もリンパのがん細胞を攻撃する仕組みを強くして治療を促す免疫療法もあるそうです。

 

「遺伝子療法」ではがん細胞の増殖を抑制する遺伝子を投与するそうです。

免疫や遺伝子と言うと元々人間の身体の中にあるものなので、害が無い様に感じてしまう物ですが、副作用もあるので注意が必要です。

 こうしたある程度医学的な物もあれば、サプリメントや健康食品。果ては宗教の様な物も代替療法にある訳です。

 

不安にさいなまれる中、藁にもすがりたいが・・・

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番組内での説明では、「代替療法」と呼ばれる物の中に「高額」であったり実際には出来ない「完治」が望めるといった事でトラブルになっているという説明がありました。

免疫療法でも「オプジーボ」のように根拠が確立されている方法があれば、まだまだ実際に効果があるのか分からない物もあります。

 

 日本は「お医者様」という言葉の通り、医師に対する信仰みたいな状態も強く、診断や治療においてその方向性は委ねてしまう事も多いのです。

もちろん優秀なお医者様も沢山おられるので、お任せしたい所もありますが実際にはそういった方ばかりでもないのは、思いあたる方もいるのではないでしょうか。

中には「匙を投げる」という言葉通りに医師からあきらめられ、藁にもすがる思いで代替療法を選択した人もいるかもしれません。

時代が進めば人口知能による診断や治療方法の選択も考えられるのかもしれませんが、これもきっと善し悪しはあるのでしょうね。

 

多くの情報が溢れている中で、現在はネットを含め、自分で多くの事を調べられるようになりました。自分が調べた情報ですのでそれを信じたくなるのも事実です。

しかし、そこには広告を始め不確かな情報を得てしまう可能性もあるのではないでしょうか。(ネットに書いている私が言うのもなんですが)

 

出演された方々が話していた事ですが、まずはしっかりとした所から情報を得るというのが大事という事になってきますね。

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