【先進国】MSCIコクサイってなぁに?
おはようございます。
少し前に会社「つみたてNISA」を始めようという子がいまして、私個人としてはネット証券を勧めたのですが、やはり一般にはまだ敷居が高いのでしょうか、地方銀行で手続きを行うようにしたそうです。
今回はその時の話を書いていきます。
つみたてNISAの功績
これは組み立てKAGU
現在日本における投資信託は6000を超えるといわれています。
通常、特定口座であったり普通のNISAであっても各証券会社のラインナップから選べるようになっていますが、それでも数千単位ですので、最初に始める方からしてみればどれを選んで良いのかわからない物です。
多くの場合沢山売れている物や、金融機関側にメリットのあるものを勧められる訳ですが、「つみたてNISA」の場合対象商品が絞られている為、初心者であっても選びやすいという特徴があります。
具体的には
販売手数料がゼロ。(いわゆるノーロード)
信託報酬が水準以下の低い物
毎月分配ではない
等の長期的な積み立て、分散投資が行える物になっているのです。
私も投資を始めようかと考えている頃に窓口で相談に行ったのですが、販売手数料が高い物が多く、それだけで利益が消されるのではと思う物ばかりでした。
投資は余裕資金でという物の、普通は中々一括したお金を回すというのは勇気がいるので積み立てていくというのがベターだと思っていますが、こうした際販売手数料がかかるのはネックです。
予め販売手数料が無い物を選別してくれている「つみたてNISA」の功績は大きいのではないでしょうか。
外国株のすゝめ
さて、話が戻りまして地方銀行で「つみたてNISA」の手続きを済ませてきた子ですが、次は商品を選ぶようになりました。
個人的には日本よりアメリカ中心の投資の方を勧める事はありますが、好みもありますものね。
あらかじめ選別されているとはいえ、より限られたラインナップになっています。
その中で先進国、外国株をベンチマークにしているのは「MSCIコクサイ」でした。
私が購入している「ニッセイ外国株式インデックスファンド」もこのMSCIコクサイがベンチマーク、基準となっています。
「たわらノーロード先進国株式」や「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」等これを基準にしている投資信託も多いので、パンフレットを開くと目が入ったりします。
具体的にどういった物でしょうか。
MSCIコクサイってなぁに?
MSの文字が入ると強そう?
MSCIは「モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル」の略称です。
金融サービス企業であり、株価指数の算出等を行っています。
では名前後ろのコクサイに注目してみましょう。
その名の通り、多くの先進国に分散投資していく物ですが、その中心は米国。
6割以上が、AppleやMicrosoft、Amazonといった米国投資となっています。
画像はいずれもMSCI kokusai Indexより。
アメリカに次いでイギリス、フランス、カナダ、ドイツ。
上位の組み入れ銘柄。やはりハイテク関係が強い?
およそ1300の銘柄からなっています。
注目すべきは日本がここには入っていないという事でしょうか。
どうしても日本に住んでいると日本の銘柄や日本のインデックスに拘ってしまいますが、分散を考えるのであればこうしたものを使うのも良いですね。
また同じMSCIでも「オールカントリーワールドインデックス」となると日本や新興国を含めた世界へ。
多少イメージは違いますが「VT」も世界への投資となっていますので、シンプルな投資を行いやすいのではないでしょうか。
どうしても米国中心となるのは世界状況を感じさせますが、そうした方が恩恵も出やすく、簡単に世界へ分散投資できるメリットもありますので、長期投資を行いやすいと思います。
米国に絞るならVTI。こちらも投資信託を通して簡単に購入できるのでお勧めです。