ポケモンのステータスアップアイテムって人間の世界ではどんな効果があるの?
おはようございます。
本日から3連休。23日は秋分の日ですので、秋の訪れを感じる日になれば良いのですが、所によってはお天気が崩れる事もあるようですね。
このところ私自身は仕事の方に時間を取られているのですが、ふと目に入った成分が気になり今回の記事にしました。
- 幅広い世代に愛される「ポケットモンスター」
- ポケモンの能力を上げるアイテムの数々。
- 「こうげき」のアップには「タウリン」
- 「ぼうぎょ」アップには「ブロムヘキシン」
- 「すばやさ」アップには「インドメタシン」
- 「とくこう」アップには「リゾチウム」
- 「とくぼう」アップには「キトサン」
- 終わりに
幅広い世代に愛される「ポケットモンスター」
恐らくその名前を知らない人は少ないのではないでしょうか。
ゲームにおけるRPGは「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」と様々な有名タイトルがありますが、幅広い世代に愛されているのは「ポケットモンスター」。
海外では「Pokémon」と表記され、日本でも「ポケモン」と略されています。
初代ポケットモンスターが発売されたのが1996年ですので、現在からさかのぼると22年前(!)という事になります。
これくらいの歴史になるとポケモンを遊んで育った世代が親になって、子供もポケモンを遊ぶという楽しみもありますね。
発売当初はゲームボーイでしたが、現在は3DSでも遊ぶ事が可能だったりします。
ポケモンの能力を上げるアイテムの数々。
さてポケモンはRPGですので、「ドラゴンクエスト」等代表的な物と同じように「こうげき」や「ぼうぎょ」といったステータスがあります。
面白いのがこのステータスを上げる道具に私たちの世界でもお馴染みの言葉が使われていると言う所です。
例えばポケモンの「こうげき」の数値を上げようと思えば「タウリン」というアイテムを使うようになります。
そのほかのステータスを上げるときにも同じような言葉が使われているのです。
私が昔読んだ本では開発者の方が
ポケモンで遊んだ子供たちが大きくなってこの言葉を耳にしたときに思い出してもらいたい
と書いていたように思います(うろ覚え)
では改めて私たちの世界ではどんな効果があるのでしょうか。
「こうげき」のアップには「タウリン」
ポケモンの世界では「タウリン」は「こうげき」のステータスを上げるために使用します。
私たちの世界でもおなじみの「タウリン」は
肝臓の働きを活発にさせる効果や
上がった血圧を下げる効果もあるそうです。
肝臓の元々の働きはアルコール等の毒素の分解はもちろんですが、疲労の原因である乳酸をグリコーゲンに変える能力があります。
人間が感じる疲れの部分をよくする効果があるため、多くの栄養ドリンクで使用されているという訳ですね。
「ぼうぎょ」アップには「ブロムヘキシン」
攻撃と来れば次は防御ですね。
ポケモンの世界では「ぼうぎょ」を上げるために「ブロムヘキシン」を使います。
このブロムヘキシンは「去痰」の為に使用されています。
ブロムヘキシン塩酸として市販薬にも使用されており、気道の粘膜の分泌を促進して、痰を排出しやすい状態を作ってくれるものです。
「すばやさ」アップには「インドメタシン」
攻撃や防御だけでなく、「すばやさ」という速さのステータスもあります。
これを上げるには「インドメタシン」というアイテムを使用します。
「インドメタシン」は多くの方が目にする成分ですね。
張り薬や塗り薬の中にも入っており、筋肉痛に良いとされています。
具体的には炎症を抑え、鎮痛成分があるという物です。
「とくこう」アップには「リゾチウム」
ポケモンには「とくこう」というステータスがあります。
例えば、ピカチュウがよく使う「10万ボルト」等がこのステータスの影響を受ける訳ですが、このステータスを上げるためには「リゾチウム」を使うようになります。
この「リゾチウム」は私たちの世界では「リゾチーム」と書かれている事が多いようです。
真性細菌(バクテリア)に対する作用が期待できるとして、風邪薬や、副鼻腔炎の薬として使用されていたのですが、有効性が確認できなかったとして、薬としては販売が中止となったそうです。
「とくぼう」アップには「キトサン」
「とくこう」に対して「とくぼう」があり、「キトサン」というアイテムを使うのですが、この「キトサン」は初代から少し時間がたった作品で登場したとのことです。
最初の頃の作品では「リゾチウム」が「とくこう」と「とくぼう」の両方アップしていた訳ですね。
私たちの世界では「サプリ」として使用され目にする事が多いのではないでしょうか。
食事中のコレステロールの吸収を抑えるとして「トクホ」の商品でも多数使用されています。
ちなみにキトサンは甲殻類からとれる成分でもあり、繊維等、工業用に使用される事もあるそうです。
終わりに
今回改めて調べてみたのですが、思った以上に沢山ありました(^^;
また時代背景を考えるとリゾチームが販売を中止したのが2016年ですので、ポケモンの発売当初からそれまでは使用されていた成分だったりもする訳です。
私たちの周りではいろいろな事が起きて、医学もどんどん新しい事がわかっていくという進歩も考えさせられます。
いずれにしても小さいうちからこうした言葉に触れる事が出来るというのは、様々なきっかけになるかもしれませんので、開発された方のアイデアは見事な物と感心するばかりです。