今週のお題「転機」 新社会人、お葬式を施行する。
今日は今週のお題について。
「転機」というと大体の人が「就職」、「結婚」、「出産」、「退職」でしょうか。
「家を買った、建てた」なんて言う事も考えられます。
私個人の最近の転機は「投資を始めた」ということと「ブログを書くようになった」と言う事になるのですが、一応今回のテーマでは「働き方」の「転機」。
「異動した」、「転職した」という事も各々あるのではないでしょうか。
「働き方」となると私の場合、お葬式関係のお仕事をさせてもらっていた。という事になります。
もう辞めてしまったのですが、当時新卒で葬儀の世界に足を踏み入れた事は、恐らくこの後も強く記憶に残るのでしょう。
未だに夢の中で棺の説明をしている事があります。
以前のお葬式記事はこちらから
春は山の上の喪家までいけば、途中の桜に見とれる事もあり、
夏は暑い中や台風の中、自宅でのお葬式に苦戦し、
秋はお祭りの渋滞に会い、時間通りに事を運べず、
冬は寒さからか亡くなる人も多いのでしょうか。ひたすら忙しかった記憶があります。
新人時代はお葬式の事はもちろん、社会人としても右も左もわからない状態でもあったので、人前で電話を取るのがプレッシャーであったりもしました。
それでも多くの方をお見送りさせて下さり、その事は未だに私自身の誇りにもなっているのです。
大好きだったお母様に向かって、好きだった童謡を唄ってお見送りされたご子息様。
吹奏楽の顧問の先生のお葬式ではOBが集まり、演奏をし送られた方。
火葬場までの道のりで、ご自身がお勤めになられていた運送会社の前を通るとトラックのクラクションがなって送られた方。
阪神ファンだったお父様が亡くなられた時はやはり「六甲おろし」でした。
今思い出しても感慨深い物があります。
学生時代の私は社交的ではなく(今でもそうですが^^;)人前で話すのも苦手。
若い頃、特になりたい職業と言うのも無かったのですが、就職をし喪家様から「ありがとう」と言われる事の有難さが身に染みました。
お仕事を始めるきっかけは「お金」であったり、バイト等では「近さ」であったりする訳です。それも重要な項目であります。
しかし働きながらその目標以外の目標も出来るのではないでしょうか。
私の場合それが喪家様の言葉であったのですが、お店のレジでも、飲食店でも接客を生業としている人は忙しく中に誰かの「ありがとう」で救われているのかもしれません。
当時よりも歳を重ね、なんとなく、人にお礼を言うのも恥ずかしい場面もあったりするのですが、今回の記事を機に思い出させてもらいました。
5月に入り、新社会人の方々は「5月病」になる人も・・・なんていう時期にもなりました。
私や誰かの「ありがとう」が5月病を直すきっかけになれば幸いです。