【米国株】入り口にして王道。VTIってなぁに?
6月末現在貿易摩擦にて株式市場は不安定な様相を見せていますが、投資界隈では米国株が最適解という言葉が多く聞かれています。
私自身も投資信託等を通し米国株に投資をしていますが、S&Pであったり、ダウであったりNASDAQ・・・。
様々な言葉が飛び交い初心者にとっては中々とっつきにくいものがあるのではないでしょうか。
テレビでよく見る画面ですが、こういうイメージがより難しそうに感じるかも
私が仕事場等でどこに投資すればよいのか聞かれたときに米国株と話したら、「日本じゃないの?」と大変驚かれました。
知らない人にしてみればそれほどにハードルの高いものなのかもしれません。
S&P500は米国を代表する銘柄500社で構成された株価指数です。
NASDAQは米国外の企業も上場している取引所で、こちらも指数であらわされています。
VWO、VTI、VYM、VT、VR・・・仲間はずれはどぉれだ?
投資をしている人には簡単でしたか?VRはバーチャルリアリティーの略ですね(^^;
他にはVHSとか、VTRとか。Vから始まる言葉って案外多いですね(^^;
先の四つはいずれもバンガード社という所が運用しているETF(上場投資信託)。
VTIは正式には「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」という名称。
VTIというのはティッカー(銘柄の略称のようなもの)で、株式市場や米国株ブログの多くではこの名称で呼ばれています。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスという指数をベンチマークとしており、その組み入れ銘柄数は3500以上!
つまりVTIを購入するという事はほぼ米国全体に投資できるという程便利なものです。
ちなみに補足として
VTは米国を含む全世界に、
VYMは米国高配当株に、
VWOは新興国に投資ができるいずれもいずれもバンガード社の商品です。
VTIの代表銘柄
数多くの銘柄の中から上位10銘柄が以下の通りです。
※画像はバンガード社の公式ページより引用
今をときめくApple社やMicrosoft、Alphabet(Google)を中心としたハイテク銘柄が上位に。投資の神様と言われるバフェット氏のBerkshire Hathawayも入っています。
さすがに上位10銘柄と言うだけあって、有名な銘柄が並んでいますね。
しかし3500以上の銘柄がここには組み入れられている訳です。
S&P500の内500社でも私たち日本人にとってあまり知らない会社がも多いので、とんでもない数だという事がわかります。
ダウ平均だと30社ですので、必然的に大きな銘柄が集うようになりますが、VTIには当然中小といった銘柄も入ってきます。
そこに成長性のある銘柄でハイリスク、ハイリターンを求めつつ、大きな銘柄はローリスク、ローリターン(とは言っても成長性があったり、リスクの高い大型株もありますが)を合わせ、VTI自身の成長性につながっている訳ですね。
どうやって買えばいいの?
VTIに関してはETFとして直接購入するので、あれば各証券会社の「海外(米国)株式」や「海外ETF」からVTIで検索し購入する方法を勧められています。
一応私個人としては投資信託である「楽天全米株式インデックスファンド」という方法をとっています。
これはVTI自体にCRSP USトータル・マーケット・インデックスというベンチマークがあるファンドで、かつそれに投資をするファンドという事もあり
「ファンド・オブ・ファンズ」と呼ばれるものになります。(名前はカッコいい?)
こうした形式は、元のベンチマークの数値から多少の違い(乖離)が発生したり、手数料が上乗せされてしまう事もあり、あまり良い意味では取られないのです。
しかしそれを差し引いても「楽天全米株式インデックスファンド」は手数料を抑えつつ、ポイントや100円から購入できるメリットや個人型確定拠出年金にも使用出来る幅広さ(楽天証券の場合)があり、投資の入り口としても、また長期間に渡って積み立ててお付き合いできるファンドとしても良いと思います。
いずれにしても投資の最適解というのは各々違い、個別銘柄にも面白さというのはありますが、普通にお仕事をして、家庭をもって投資にかける時間が取れないけれど、やってみたいという方にとって、こうしたETFや投資信託は大きな存在ではないでしょうか。